サンディエゴに「サッカーシティ」誕生か!? MLS参入に向けて、ビッグプロジェクトが始動
2017年02月24日 コラム 施設 Written by 川内 イオ
アメリカのサンディエゴで「サッカーシティ」プロジェクトが動き始めたようだ。
アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)は3シーズン連続で観客動員数が増加するなど人気上昇中で、追い風に乗ってリーグも拡大を続けている。現在、東西のカンファレンスに分かれ、それぞれ10チームが所属しているが、3月開幕の今シーズンより新たにミネソタ・ユナイテッドとアトランタ・ユナイテッドが加わり、22チームとなる。
そして、サンディエゴにも2020年までにチームを新設する計画がある。その核となるのが「サッカーシティ」プロジェクトだ。
サンディエゴにMLSのチームをつくろうとしているのは、FS Investmentという投資グループで、すでにMLSのコミッショナーのドン・ガーバーと交渉を重ね、内諾を得ていると報じられている。サンディエゴではNFL(米プロアメフトリーグ)のサンディエゴ・チャージャーズが1961年から本拠地として活動し、市民から絶大な支持を得ていたが、今年、ロサンゼルスに移転。そのため、サンディエゴ市もMLSのチームの誘致に乗り気とされる。
FS Investmentは2月20日、「サッカーシティ」プロジェクトを公表し、市議会に提出した。計画では、市が管理し、チャージャーズが使用していたクアルコム・スタジアムを解体し、収容人数3万人規模のスタジアムを新設。
さらにサンディエゴのサッカークラブが使用できる公共のサッカーグラウンド、最大4800戸の一般住宅と最大1300戸の学生用と低所得者向け住宅、26階建ての高層ビル3つを持つオフィススペース、合計450室程度の客室を持つ2つのホテル、商業地区、公園スペースを含む。敷地内には、プロムナード、広場、自転車道、トロリー(路面電車)と電車の駅を備え、投資額は10億ドル(現在のレートで1134億円以上)に及ぶという。
サンディエゴの市長は歓迎の意を表明しており、市議会で承認されれば大規模開発がスタート。サンディエゴに「サッカーシティ」が誕生する。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、 新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。 ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。
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実施場所:大和高田市内の公立中学校実施時期:2024年9月~2025年1月活動内容:休日の部活動を地域クラブ活動化し、学校管理外とした練習及び大会引率等の実施業務 :スケジュール調整、種目指導、活