NFL選手会がライドシェアベンチャーのリフトと提携! プロモーションに協力した選手にはライドクレジットを付与
2017年05月02日 コラム チーム/リーグ経営 Written by 川内 イオ
アメリカで拡大するライドシェア市場で、最大手のUber(ウーバー)に次ぐ規模を誇るリフト(Lyft)。2015年に日本の楽天が3億ドルを出資したことでも知られるこのベンチャーが、NFL(米プロアメリカンフットボールリーグ)の選手会とタッグを組んだ。
NFLには、選手の権利保護を目的としてNFLの選手が参加する選手会「NFL Players Association」(NFLPA)がある。選手会は、会自体がビジネスを手掛けており、ライセンスとマーケティングを司る「NFL Players Inc.」という法人組織を有している。
4月26日、リフトとNFL Players Inc.は提携を発表した。
このコラボレーションは、同日に開催されるNFLドラフトからスタート。NFLPA主催のデビューイベントに招待されたルーキーを含む全ての現役選手に対して、250ドルのライドクレジットが付与された。さらに今後、リフトのプロモーションに協力することで追加のクレジットを得ることができる。この契約によって、選手はNFLが展開する32の都市のうち、リフトが展開している30都市でリフトを利用できるようになった。
この契約に関して、シアトル・シーホークスのスター選手、リチャード・シャーマンは「リフトとNFLPAがパートナーシップを結ぶことで、選手は偉大で信頼性の高いライド・オプションを手に入れることができる。空港、レストランなどから安全で便利なリフトが利用できるのは、安心につながる」というコメントを発表している。
今後、NFLPAは選手の移動に関して「可能な限り」リフトを利用するとしており、リフトにとっては一大プロモーションとなる。
また、リフトはNFLを引退した選手に対して、キャリア移行プログラムを提供。希望者には、リフトのドライバーになるためのインセンティブを与え、引退後のセカンドキャリアを支援することも発表された。
日常的な「選手の移動」に着目したユニークなコラボレーションがどの程度の効果を発するのか、その結果に注目だ。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。
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