NBAが「Jr. NBA世界選手権」創設を発表!2018年8月、国内外の16チームを集めて開催
2017年12月26日 コラム チーム/リーグ経営 Written by 川内 イオ
バスケットボールに励む少年少女に朗報だ。アメリカのNBAは12月18日、14歳以下の少年少女を対象にした「Jr. NBA世界選手権」を2018年8月に開催すると発表した。
NBAの公式サイト「NBA.com」によると、大会の参加チームは16。アメリカ予選を勝ち上がった8チームと、8つの地域で予選を勝ち抜けた8チームが参戦する。
大会の日時は、2018年8月7日から12日までの6日間で、会場はフロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにある複合スポーツ施設ESPN Wide World of Sports Complex。大会参加費用はすべてNBAが負担するという力の入れようだ。
大会に参加する子どもたちは、試合に出場するだけでなく、コート外でもNBAが提供する教育プログラムを受講できる。NBAとWNBA(女子)のコーチや選手たちから指導を受ける時間も設けられているようだ。
ベテランのスターふたり、現在クリーブランド・キャバリアーズのガードとしてプレーしているドウェイン・ウェイドと、WNBA・ロサンゼルス・スパークスのフォワード、キャンデース・パーカーが大会の大使として就任することも発表された。
Jr. NBA世界選手権の予選は、2018年春にスタート。アメリカは国土を中央、大西洋中部、中西部、北東、北西部、南部、南東部、西部に分けてそれぞれの地域で国内予選を開催。国際予選は、アフリカ中東地域、アジア太平洋地域、カナダ、中国、欧州、インド、メキシコ、南アフリカで行われる。
本大会では、全米の部と国際の部に分かれて総当たり戦が行われる。そして8月12日の決勝戦では、アメリカ側の勝者と国際の部の勝者が対戦する。これは、既に商業的に成功している野球のリトルリーグ・ワールドシリーズと類似した方式だ。リトルリーグ・ワールドシリーズの成功に深く関わっているスポーツ専門チャンネルESPNが今回の世界大会にも関係しており、同様の方式が採られたのだろう。
Jr. NBA世界選手権に参加するチームの登録はまだ始まっておらず、予選がどういうオペレーションで行われるのかはまだ不明。参加費は無料とだけ記されている。公式サイト「jrnba.com/worldchampionship」に登録すると、最新情報が得られるようだ。
会場がESPNの関連施設なので、この大会はESPNで放送されるのだろう。まだまだ未知数の大会だが、本戦で活躍して人生が変わる少年少女が出てくるかも知らない。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。『BREAK! 「今」を突き破る仕事論』(双葉社)を発売中。http://u0u0.net/Ct2N
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