サンフランシスコ49ersが史上初の「フィールドピクニック」開催 地元の飲食店やブリュワリーなどとも連携
2018年06月05日 コラム チーム/リーグ経営 Written by 川内 イオ
アメリカのNFLに所属するサンフランシスコ49ersが本拠地のリーバイス・スタジアムで「フィールドピクニック」を開催すると発表した。
主催は49ersが運営する財団「49ersファンデーション」。同財団はベイエリアの社会貢献、慈善事業を担っており、地域のNPOに助成金を出したり、青少年を招待してハッカソンを開催するなどしている。過去27年間で投じた資金は4000万ドルに達する。
49ersがファンを対象にしたイベントとしてリーバイス・スタジアムでピクニックを行うのは初の試み。フィールドは6月16日の13時から16時までの3時間開放され、音楽のライブ、49ersのOBによるサイン会などが行われる。地元のレストラン、フードトラック、ブリュワリーが出展するというなんとも本格的なピクニックだ。キッズゾーンも設けられ、小さな子どもからお年寄りまでファンに広く開かれたイベントになっている。
一般入場券は25ドルで、フィールド内で開催されるイベントに参加したり、飲食をすることができる。ほかにビールのテイスティング、抽選会の参加権などが含まれる。12歳以下の子どもは、無料。
60ドルのVIPチケットも用意されており、一般入場券と同じ条件のほか、1時間早く入場できる権利、オープンバーの利用、VIPフィールドラウンジへの入場などが可能になる。
このピクニックで調達されたお金は49ers財団の活動資金になり、別の形で地元に還元されるという仕組みになっている。
ファンにとっては、いつも選手たちが駆け回っているリーバイス・スタジアムのフィールドに足を踏み入れ、くつろぐことまでできる初めての機会。参加者は、チームとスタジアムにこれまで以上に愛着を抱くようになるだろう。このイベントが成功すれば、オフシーズン(NFLの開幕は8月3日)恒例になる可能性もある。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。『BREAK!「今」を突き破る仕事論』(双葉社)を発売中。http://u0u0.net/Ct2N
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