中国市場の開拓に乗り出したNFLが注力するデジタル戦略
2019年03月05日 コラム チーム/リーグ経営 Written by 川内 イオ

中国で、NFL(米アメリカンフットボールリーグ)の人気が高まっている。NFLは中国のインターネット大手テンセントと2017年から提携しており、テンセントを通して毎週4試合放送している。ユニークビュアー数は1週間で平均220万に及び、NFLに関するショートビデオなど試合以外のコンテンツも含めると、毎週1800万ビューを記録している。
NFLは、アメリカン・フットボール・カンファレンスとナショナル・フットボール・カンファレンスに分かれており、それぞれのチャンピオンがスーパーボウルに出場するのだが、中国でのカンファレンスファイナルの視聴者数は前年比170%増で、400万人を超えた。そして2018年のスーパーボウルの視聴者数はデジタル視聴とテレビを合わせて700万人に達している。
中国市場の拡大を狙うNFLが最も力を入れているのが、デジタル戦略だ。2018年末にはインターネット大手アリババ傘下の動画配信プラットフォーム「YOUKU」とパートナーシップ契約を締結。「YOUKU」では試合のハイライト、舞台裏のストーリー、NFLインターナショナルシリーズなどが放送される。
中国版のツイッターと称される「Weibo(ウェイボー)」では、NFL公式アカウントのフォロワー数が100万人を突破。2017年に2億1800万回以上の露出と6100万件の累積ビデオビューを記録したが、2018年にはどの数字もさらに伸びている。
NFLの動きに各チームも追随しており、全32チームがSNSを通じて中国のファンに向けてスコア、ニュース、インフォグラフィック、短編ビデオを投稿。ウェイボーでは、32チームの合計で平均740件の投稿をしており、フォロワー数は250万を超えた。
なかでも昨年10月から2つのオリジナル番組をテンセントで配信しているニューイングランド・ペイトリオッツは支持を集めており、過去12カ月間でウェイボーのフォロワー数が10万から50万超に増加した。これはNFLでトップの数字である。
ちなみに、番組の一つはペイトリオッツのクオーターバックを務めるスター、トム・ブレイディ選手がホストを務める15分の番組で、もう一つは地元のファンの話、ゲームのプレビュー、ゲームのダイジェストを5分から8分でまとめたもの。
こういった地道な取り組み、積極的な投資が中国のファンの心を捉えているのだろう。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。『BREAK!「今」を突き破る仕事論』(双葉社)を発売中。http://u0u0.net/Ct2N
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