スペイン1部リーグのヘタフェが廃棄予定だったプロダクトのアップサイクルを開始
2020年01月06日 コラム チーム/リーグ経営 Written by 川内 イオ
スペインのプロサッカーリーグ、リーガ・エスパニョーラの1部リーグに所属するヘタフェが、持続可能な社会の実現を目指して具体的な行動を起こしている。
2019年12月18日、ヘタフェは気候変動対策の一環として、廃棄物を回収し、アイデアを加えて新たに価値のあるプロダクトを製造している企業、Upcycool社とパートナーシップ契約を締結した。この契約によって、ヘタフェのユニフォームや練習着など、本来は廃棄される予定だったキットやさまざまな用途で使用された機器がUpcycoolによって回収され、アップサイクルされる。
Upcycoolが回収するものとして、製造上の欠陥があるもの、過去のシーズンに使用されていて、今は使われていないもの、耐用年数を満たしたものを挙げている。これらを使用して、ヘタフェが拠点を置くマドリードで、廃棄物と二酸化炭素排出量を最小限に抑えながら、ヘタフェのブランド価値を高めるようなプロダクトを製造するとしている。
プロサッカーチームのユニフォームや練習着などが実際にどれぐらい廃棄されているのか、これまでブラックボックスだった。クラブによって違いがあるだろうが、今回の取り組みで知られざる側面が明らかになるだろう。
ヘタフェは2018年から環境負荷を引き下げる取り組みを始めており、ホームスタジアムのコリセウム・アルフォンソ・ペレスで排出されるゴミを減らすために、環境ベンチャーのEcoembes社とも提携している。
スペイン1部リーグのクラブがリサイクル、アップサイクルに乗り出すことで、追随する動きが出ることも期待される。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦』(文藝春秋)が発売中。https://amzn.to/2MKcg7g
-
【募集職種】ランニングイベント営業・コンサルティング❏大会運営 大会運営のあらゆる課題を、ワンストップでフルサポート 大会概要作成、エントリー、募集広報、競技運営、記録計測、記録証発行などの大会運営業
-
【求人情報】株式会社ダブルカルチャーパートナーズ/企画営業〈正社員〉
【業務内容】トークイベントの企画・運営グループ関係会社との打ち合わせ、交渉および社内他部署との連携スケジュール管理メディアリリース【応募資格】 学歴不問 営業未経験者歓迎!人柄を重視いたします。【望
-
実施場所:大和高田市内の公立中学校実施時期:2024年9月~2025年1月活動内容:休日の部活動を地域クラブ活動化し、学校管理外とした練習及び大会引率等の実施業務 :スケジュール調整、種目指導、活