イングランドのプロクリケットクラブが「竹由来」のユニフォームを導入
2020年03月29日 コラム チーム/リーグ経営 Written by 川内 イオ

イングランドのプロクリケットクラブの名門、ウォリックシャー・カウンティ・クリケットクラブが、サステナビリティ経営を目指して、ユニークな取り組みを続けている。
同クラブは3月12日、ユニフォームサプライヤーとして「PlayerLayer」と3年間の契約を締結したと発表した。「PlayerLayer」は、竹由来の持続可能な素材を50%使用したプレイングシャツとセーターを提供する。これは、スポーツウェアで使用されるプラスチック素材の量を大幅に削減する効果がある。
同クラブは、国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)が世界で最も環境に優しいサッカークラブとして認めているフォレストグリーン・ローヴァーズFC(イングランド4部)とパートナーシップ契約を結んでおり、昨年、PlayerLayerの竹由来の素材を50%使用したユニフォームを採用したフォレストグリーン・ローヴァーズFCからの紹介で、今回の契約に至ったと報じられている。
イングランドのプロクリケットリーグは今年4月に開幕で、新ユニフォームのお披露目も4月を予定している。オフィシャルショップで販売されるレプリカシャツも、竹由来の素材を使用しているそうだ。
契約にあたっては、事前にウォリックシャー・カウンティ・クリケットクラブの選手が試着して耐久性などを試験しており、「非常に快適で耐久性のある素材であることを確認した」と公式ホームページに記している。
同クラブは「国内で最も持続可能なクリケットクラブになる」という目標を掲げており、ホームスタジアムでは再生可能エネルギーを利用。スタジアムで販売する食品はすべて堆肥化可能なパッケージで提供し、ドリンクはリサイクル可能なボトルを使用している。さらに、スタジアムの周りに水筒用の給水ステーションを11個設置している。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦』(文藝春秋)が発売中。https://amzn.to/2MKcg7g
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