欧州の名門12クラブとドイツサッカー連盟が株主に。サッカーアプリ「OneFootball」の快進撃
2021年03月26日 コラム アプリ/ゲーム Written by 川内 イオ
サッカーニュースアプリ「OneFootball」を世界200カ国で展開するOneFootball社(アプリと同名)が、快進撃を続けている。
2008年にドイツのベルリンで設立された同社は、お気に入りの代表チーム、クラブを選択すると、ライブスコア、試合結果、チームの移籍情報などが通知されるアプリ事業で急成長した。近年は、試合の放映権を買い取り、いくつかの国で試合のライブ配信も行っている。
この動画事業を強化するために、昨年12月、サッカークラブのトレーニングやツアー、移籍など試合以外の動画を中心に配信し、グローバルでユーザーを集めていたDugout社を買収。この買収によって、月間アクティブユーザー数は8500万人を超えた。
また、Dugoutの株主として名を連ねていたアーセナル、チェルシー、リバプール、マンチェスター・シティ(以上プレミアリーグ<イングランド>)、バルセロナ、レアル・マドリード(以上ラ・リーガ<スペイン>)、バイエルン・ミュンヘン、ユベントス(ブンデスリーガ<ドイツ>)、パリ・サンジェルマン、オリンピック・マルセイユ(以上リーグ・アン<フランス>)の10クラブも、買収に合わせてOneFootball社の株主となった。
今年3月には、プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー、ブンデスリーガのボルシア・ドルトムント、そしてドイツサッカー連盟(DFB)が、OneFootball社に出資し、株主に加わった。DFBは、世界のサッカー協会の中で、初めて同社の株主として参画。今後、代表チームや、ノックアウトトーナメント「DFBポカール」を含む国内大会のコンテンツを共有する。
さらに同月、ブラジルサッカー連盟(CBF)とグローバルパートナーシップを締結し、CBFの公式サイトに掲載されている各世代の男女代表のコンテンツがアプリ内で閲覧できるようになる。
欧州の名だたる12クラブとドイツサッカー連盟が株主につくアプリは、ほかにない。今後、追随するクラブや協会が出てくるだろうか。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『1キロ100万円の塩をつくる: 常識を超えて「おいしい」を生み出す10人』(ポプラ新書)が発売中。https://amzn.to/2ZaM9Mz
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実施場所:大和高田市内の公立中学校実施時期:2024年9月~2025年1月活動内容:休日の部活動を地域クラブ活動化し、学校管理外とした練習及び大会引率等の実施業務 :スケジュール調整、種目指導、活