ドイツのブンデスリーガで、5Gネットワークを使った新しい観戦スタイルをテスト
2022年01月03日 コラム テクノロジー/デジタル Written by 川内 イオ
2021年11月、ドイツのプロサッカーリーグ・ブンデスリーガで、スマホを使った新しいスタジアム観戦スタイルのテストが行われた。
これは、有料テレビ局Sky Sportと携帯電話会社Vodafoneが組んで実施したもので、5Gネットワークを使ってスタジアム内で観戦するファンにリアルタイムでカメラアングルとリプレーを配信する「5G Multiview」というシステム。具体的には、観客席にいるSky Sportの加入者が自分のスマホを使って最大5つのカメラアングルで試合をチェックしたり、リプレーを確認したりできる。
11月7日に開催されたRBライプツィヒとボルシア・ドルトムントの試合で試験導入され、映像は滞りなく配信されて、テストは成功した。スタジアムから携帯電話でライブ観戦することは可能だが、従来はテレビでしか体験できなかったカメラアングルをスマホにリアルタイムで届け、視聴者がアングルを選択できる「5G Multiview」は、まったくの別物。自宅で観戦する方が快適というファンや、スタジアムで観戦しても細かなプレーが確認できないというファンのスタジアム体験を向上させるために開発された。
ブンデスリーガはすでにVodafoneと提携し、全クラブのスタジアムで5Gが利用できるようになっている。「5G Multiview」が本格的に導入されれば、スタジアムの熱狂を感じながらスマホで試合の細部を確認できるようになる。この取り組みが「自宅観戦派」をスタジアムに呼び戻すことにつながるのか、注目だ。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業フロンティア 越境するネクストファーマーズ』(文藝春秋)が発売中。https://www.amazon.co.jp/dp/4166613367/
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