プレミアリーグのブレントフォード「環境とファンの財布に優しく」、来季も同じユニフォーム着用を発表
2022年02月24日 コラム 地域振興/社会貢献 Written by 川内 イオ
プロサッカーの世界ではこれまで、毎シーズン、新しいユニフォームを着用するのが当たり前で、それがクラブの収入の重要な一部になっていた。
イングランドのプレミアリーグに、その「常識」に一石を投じるクラブが登場した。1992年にプレミアリーグと名前を変える以前、旧1部リーグの1946-47シーズン以来74年ぶりにトップリーグでプレーしているブレントフォードだ。
同クラブは、環境とファンの財布に優しくあるために、2022-23シーズンもホームのユニフォームに関しては、今シーズンと同じデザインのものを着用すると発表した。
同クラブのテクニカルパートナーでクラブの公式ユニフォームを手掛けるアンブロは、レプリカを49ポンドで発売しているが、この動きに賛同。また、クラブと複数年のブランドスポンサー契約を結んでいるHollywoodbetsとSafetyCultureも同様に賛意を表明している。
同クラブのチーフ・エグゼクティブであるジョン・バーニー氏は、次のようにコメントしている。
「私たちは、これが環境に貢献する正しい方向への一歩だと考えています。状況が許す限り、キットのサイクルを減らすことは良いことでしかありませんし、私たちはアンブロと協力して、キットの生産が可能な限りサステナブルであることを確認し続けるつもりです。ほんの小さなことですが、それが助けになると信じています」
ちなみに、2000年に制定されたプレミアリーグの憲章では、ホームのユニフォームの寿命は2シーズンまでと推奨されているが、2シーズン、同じデザインのホームユニフォームを着続けたクラブはない。
ポリエステル製のユニフォームは、綿製のユニフォームの2倍以上の二酸化炭素を排出する(1枚当たりの二酸化炭素排出量は2.1kgに対し、5.5kg)。また、ポリエステルは分解されるのに何百年もかかり、マイクロファイバーが環境中に放出される危険性もある。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業フロンティア 越境するネクストファーマーズ』(文藝春秋)が発売中。https://www.amazon.co.jp/dp/4166613367/
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実施場所:大和高田市内の公立中学校実施時期:2024年9月~2025年1月活動内容:休日の部活動を地域クラブ活動化し、学校管理外とした練習及び大会引率等の実施業務 :スケジュール調整、種目指導、活