急成長を遂げる総合格闘技リーグ「プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ」がイギリス進出
2022年05月31日 コラム チーム/リーグ経営 Written by 川内 イオ

総合格闘技(MMA)といえばUFCが世界的な人気を博しているが、2018年にアメリカで旗揚げされたプロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(PFL)も急成長を遂げている。
PFLの特徴は、シーズン制を採用していること。選手たちは100万ドルの賞金を目指し、レギュラーシーズン、プレーオフ、チャンピオンシップを戦う。このユニークな仕組みが注目を集め、アメリカでは大手スポーツ放送局のESP2とESPN+でアメリカのプライムタイムに生放送されており、さらに世界160カ国で放送されている。
IBM、音響機器メーカーのBOSE、オンラインスポーツベッティングのDraftKingsなど20を超える大手企業がスポンサーについており、スポンサー収入は1000万ドルを超える。
また、投資会社、大富豪、著名投資家から投資を受けており、調達額は2億ドルに達する。今年5月には、高額なギャラを受け取るトップクラスのファイターのためのペイ・パー・ビュー部門も新たに立ち上げため、新たに3000万ドルを調達した。この3000万ドルの投資に名を連ねる元ニューヨーク・ヤンキースのスター選手、アレックス・ロドリゲスはPFLの理事に加わった。
勢いに乗るPFLは同じく5月、世界最大のコンサートプロモーターとも称されるLive Nationとの提携を発表。そのコラボ第1弾として、今年8月、イギリスで初めてPFLの試合が開催されることが発表された。2022年のPFL世界選手権は6つの部門(各賞金100万ドル)に24人の格闘家が参戦しており、イギリスでは各部門のプレーオフ2試合がカーディフとロンドンで行われる。
PFL創設者で会長のドン・デイビスは過去のインタビューで、「世界に6億人のファンがいるMMAはサッカーのようにグローバルで、勝者は一人ではなく、UFCは最初の勝者にすぎない」と語っている。過去には北京五輪の柔道金メダリストの石井慧が参戦しており、PFLは今後、日本上陸もうわさされる。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業フロンティア 越境するネクストファーマーズ』(文藝春秋)が発売中。https://www.amazon.co.jp/dp/4166613367/
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