テニスのウィンブルドン選手権で、最新AIを駆使したカジュアルファン向けの取り組みがスタート
2022年06月24日 コラム テクノロジー/デジタル Written by 川内 イオ

テニスのウィンブルドン選手権(今年は6月27日~7月10日開催)を運営する会員制クラブ、オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)と、33年前から技術パートナーを務めるIBMは、開幕に先立ち、カジュアルなテニスファンの関心を高める取り組みを発表した。
IBMは過去10年間、ウィンブルドンでのデータ収集を担い、AIを活用してファンに詳細なデータや深掘りした情報などを届けてきた。しかし、マニアックなデータは熱心なテニスファンにしか響かないという反省から、過去1年はIBMのAI技術をいかに幅広いエンゲージメントの促進に生かすかをミッションにしてきた。
そうして開発されたのが、Wimbledon.comとWimbledonアプリに搭載される「勝利要因」機能だ。AIがコート表面の状態、世界ランキング、直接対決の記録、最近のパフォーマンス、歴史的な成功などの従来のデータポイントに加え、自然言語処理を使用して各選手に関する記事を分析。選手のパフォーマンスや特定の選手が試合に勝ったり逆転したりする可能性を、さまざまな要因に基づいて解説する機能である。
もう一つ、新たに搭載されたのがインタラクティブな機能「Have Your Say」。ユーザーが試合の結果について予想を登録し、自分の予想と他のファンの予想やIBMが生成したAIを活用した勝率予想を比較することができる。
AELTCのコミュニケーション&マーケティング・ディレクターは、2つの新機能の目的についてこう説明している。
「消費者が新しい選手のファンになるように、その選手がどのような活躍をするかというガイダンスを提供し、ファンがウィンブルドンをより身近に感じられるようになること」
スポーツ界では熱心なファンを対象にした取り組みが盛んだが、あえてカジュアルなテニスファンに焦点を当てることでどういう成果が表れるのか、注目だ。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『農業フロンティア 越境するネクストファーマーズ』(文藝春秋)が発売中。https://www.amazon.co.jp/dp/4166613367/
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