イングランド・プレミアリーグのウルブスがメタバース上にホームスタジアムを再現
2023年02月03日 コラム テクノロジー/デジタル Written by 川内 イオ

イングランドのプレミアリーグに所属するウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFCが、メタバース上にホームスタジアム「モリニュー・スタジアム」を再現し、VR体験サービスを始めた。
技術提供したのは、マンチェスターに拠点を置くRezzil社。プロチームやアスリートのためにVRベースのトレーニングプラットフォームとファン参加型のプラットフォーム「Rezzil Player」を提供しており、2022年に王者マンチェスター・シティのエティハドスタジアムも同様に手掛けている。
VR体験をする手順は次の通り。Oculus ストアで「Rezzil Player」(14.99ポンド) を購入し、ダウンロードする。その後、Wolvesチームパック(2.29ポンド)を購入する。VR体験にはFacebookを運営するメタ社のVRヘッドセット「Oculus Quest」が必要で、これを着用し、仮想スタジアムに足を踏み入れる。
ユーザーはモリニュー・スタジアムのピッチから360度の景色を楽しめるだけでなく、ゴール前にいるプレーヤーに向けてクロスボールが上がってきて、それをヘディングシュートするというゲームも実装。1月20日、クラブのTwitterアカウントでは、VRヘッドセットと連動するコントローラーを持った5人の選手が楽しそうにゲームにチャレンジする動画が投稿され、公開から10日間で4.3万回の視聴を記録している。
熱心なサポーターにとって、モリニュー・スタジアムのピッチ上でヘディングシュートを決めるのはうれしい体験だろう。ただ、恐らく何度かプレーすれば飽きてしまうに違いない。メタバースならではの体験が増えれば、メタバース内のスタジアムに通うファンが出てきそうだ。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『稀食満面 そこにしかない「食の可能性」を巡る旅』が11月28日に発売。https://amzn.to/3UBIJxl
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