マンチェスター・シティがオンラインマーケットプレイス「Quidd」で選手のデジタルカードを販売へ
2024年04月26日 コラム テクノロジー/デジタル Written by 川内 イオ

サッカーのイングランド・プレミアリーグに所属するマンチェスター・シティは、デジタルトレーディングカードやNFTのオンラインマーケットプレイス「Quidd」と複数年にわたるパートナーシップ契約を締結した。
契約の一環として、ファンはシティの現役、元選手やクラブの歴史の象徴的な瞬間に関連したデジタルカードを収集できるようになる。カードはパックで販売され、最初のシリーズでは 200 枚以上が入手可能になる。一部のカードでは、公式グッズ、チケット、トップチームのトレーニングセッションを観戦する機会などリアルな報酬を獲得する機会が提供されるようだ。
デジタルカードは「Quidd」のプラットフォームで売買可能で、暗号通貨ではなく実際のお金を使用して取引できる。ただし、所有者の希望によって、ブロックチェーン上でNFTとしてデジタルウォレットに保存することもできる。
今年3月に「Quidd」と提携したニューカッスル・ユナイテッドに続いて、プレミアリーグで2クラブ目。3月28日に発売を開始したニューカッスル・ユナイテッドは、3枚入りパックを0.79ポンドからの金額に設定しており、ファンやコレクターにとって手頃な価格設定にしていることがわかる。
これは、従来のトレーディングカードファンをデジタル領域に惹きつけるための試みだ。リアルなカードの売買は身近なやりとりに限られるが、デジタルカードは世界中の人たちと売買できる。ただし、モノとしてのカードを求める人たちが、デジタルカードに移行するのかどうかは不透明である。
「Quidd」上で、ニューカッスルのカードの売買は4月5日以降、低迷しており、1日に17ドルの売買しかない日もある。シティの参入で市場が活発化するのか、注目だ。
【了】
川内イオ●文 text by Io Kawauchi
1979年生まれ。大学卒業後の2002年、新卒で広告代理店に就職するも9カ月で退職し、2003年よりフリーライターとして活動開始。2006年にバルセロナに移住し、主にスペインサッカーを取材。2010年に帰国後、デジタルサッカー誌、ビジネス誌の編集部を経て現在フリーランスの構成作家、エディター&ライター&イベントコーディネーター。ジャンルを問わず「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして活動している。新著『稀食満面 そこにしかない「食の可能性」を巡る旅』が発売。https://amzn.to/3UBIJxl
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