【フットウェア】世界で戦うアスリートを全面サポート アディダス史上国内初のフットウェア開発施設が2017年9月、神戸市にオープン予定
2017年07月02日 マーチャンダイジング 施設 その他 Written by 管理者
マルチスポーツブランドのアディダス ジャパン株式会社は、2020年に向け、世界の舞台で戦うアスリートのフットウェアカスタマイズ、およびグローバルで展開する定番商品のフットウェア開発(※1)を行う新たな開発施設(名称未定)を、2017年9月に開業予定であると発表した。この開発施設を基軸に、日本発の技術や次世代のシューズクリエイターの育成などを目指すプロジェクトを始動する。
同施設は、世界最先端レベルの計測、テスト機器、さらにハイスペックの製靴機器を備えた、アディダス史上日本国内初のフットウェア開発拠点だ。1999年からアディダスの事業に携わり、「adizero(アディゼロ)」(※2)の生みの親でもあるアディダス シューズ クリエイションアドバイザー 大森敏明氏がディレクターに就任し、選び抜かれた経験豊富なスタッフと共に、次世代シューズの開発を行う。アディダスと大森氏とのコラボレーションを通じ、大森氏の監修の下、アスリート向けシューズのカスタマイズサポートを行い、そのノウハウを生かして、ラスト(木型)開発、アッパーデザイン監修、パターン作成を中心とする、グローバル展開の定番商品開発も担う。さらに、全国のアディダスシューズ販売者に対するフットウェア専門教育に加え、世界中のシューズクリエイターに対し、次世代に向けた人材育成を行う。また、同施設は全世界におけるアディダスのアスリートサービス(※3)のネットワークとも連携しており、既に計測済みの選手であれば、そのデータをもとに日本国内にてシューズを製作することが可能となる。
アディダスにとってフットウェア事業は、特定のカテゴリーのみにとどまらず、ランニング、フットボール、ベースボールなど、ジャンルを超えて、スポーツパフォーマンス事業全体の要となっている。特に、2020年に向け、今後さまざまな競技にて日本のスポーツ人口の増加が想定され、さらに日本のアスリートが世界的な大会で最高のパフォーマンスを発揮するためにより充実したサポートを実現すべく、今回の新施設の設置に至った。
これにより、アディダスが2020年に向けて掲げる、スピード、オープンソース、キーシティを3本柱としたビジネス戦略『CREATING THE NEW』を推進するプロジェクトとして、今後アディダスの日本における成長をさらに牽引していくという。
※1 世界中で展開する一般商品の開発にはさまざまな工程があるが、同施設では一部商品のラスト(木型)開発、パターン作成を中心に対応し、ドイツ本社が指揮を執る開発工程の一部をサポートしている。
※2 「adizero」はアディダス ジャパンが開発した、軽量化・スピード、快適なフィッティングを追求したフットウェアコンセプト。「日本人ランナーに最高のフィット感を提供すること」を目的として、大森敏明氏の協力により、0.01mm単位までこだわって生み出した究極のラスト(足型)が原型となっている。2005年に日本で開発して以来、その後世界中で展開され、ランニングのみならず、テニス、バスケットボールなどの幅広いカテゴリーで採用される、アディダスを代表するフットウェアシリーズとなっている。
※3 「アスリートサービス」はアスリートが最高のパフォーマンスを発揮するための最適なプロダクト・サービスを提供することを目的とした施設。2011年10月にドイツ本社にて開設後、2012年には米国ポートランド、さらに2013年6月には東京(六本木)に設置されている。
■アディダス ジャパン 公式サイト
http://japan.adidas.com/
記事元:PR TIMES
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