【パラ】NTTドコモが障がい者のスキル習得・雇用機会創出を目指した実証実験レポートを公開
2020年11月13日 地域振興/社会貢献 テクノロジー/デジタル Written by 管理者
株式会社NTTドコモは、パーソルプロセス&テクノロジー株式会社、パーソルチャレンジ株式会社、株式会社ベネッセビジネスメイト、株式会社NTTデータ、株式会社NTTデータだいち、株式会社ドコモgaccoの協力のもと、RPA(※1)ソフトウェア「WinActor(※2)」の自宅学習プログラム(eラーニング)を活用し、障がい者の雇用機会の創出ならびに障がい者のRPAのスキルアップを検証する共同実証実験を実施した。
(※1 RPA:「Robotic Process Automation」の略で、ルールエンジン、機械学習、人工知能などの認知技術を活用した、オフィス業務の効率化や自動化に向けた取り組み)
(※2 WinActor:Windows端末で操作可能なあらゆるアプリケーション操作を記録させ、プログラミング知識不要でPC操作を自動化するソフトウェア型のロボット)
2019年8月1日~2020年3月31日の8カ月間、障がい者54人へ、ドコモgaccoが提供するオンライン学習サービス「gacco(ガッコ)」の「WinActor eラーニング講座」を無償で提供。同eラーニングは、自宅や会社などのパソコンで、実際にWinActorを操作しながら、RPAの基礎知識やWinActorの操作方法などを学ぶことができる。
同実証では、eラーニングを受講する障がい者に、受講前・受講中・受講後にそれぞれアンケートとインタビュー調査を行った。その結果、対面での講義形式でなくても、“適切なサポート”があれば、eラーニングでRPAのスキルを習得できることがわかった。
“適切なサポート”とは、RPAの学習中に発生したソフトウェアの操作方法や技術的な不明点のフォローと、日常業務と就職活動の両立への不安など、受講者のメンタル面のフォローだ。
同実証において、ドコモは受講者が疑問点や不明点をEメール・電話・デスクトップ共有にて相談することができる「遠隔サポート」を無償で提供。また、障がい者を支援するスタッフが、受講者同士でコミュニケーションをとることができるチャットルームの開設や、日常業務と就職活動の両立のアドバイスなど、受講者のメンタル面のフォローを行った。これらのサポートを実施した結果、eラーニングの受講から受講後のアンケート調査までをすべての受講者が参加した。
現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、リモートワークを導入する企業が急増している。障がい者は、障がい特性上の理由により、新型コロナウイルスが感染拡大する以前からリモートワークを実施しているケースが多く、活躍できる場所はこれから拡大していくことが想定される。
ドコモは、同実証の結果をもとに、eラーニングを活用した障がい者のRPA人材の育成や、RPA人材における障がい者雇用機会の創出に取り組む。また、eラ-ニング画面の配色の変更や、文字の大きさの拡大機能、音声の読み上げ機能の追加など、受講者がより使いやすいユニバーサルなUI・コンテンツの提供を検討し、RPAを通じた社会課題の解決に貢献する。
■RPAを活用した障がい者などの雇用機会創出に向けた共同実証実験報告書
https://www.nttdocomo.co.jp/biz/binary/pdf/service/winactor/rpa_demo_experiment.pdf
●このニュースの詳細はこちら。(株式会社NTTドコモ ホームページより)
https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_20201112_01.pdf
記事元:共同通信PRワイヤー
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