【社会貢献×スポーツ】日本財団HEROsと ニールセンスポーツジャパンが「アスリートの社会貢献活動に関する調査」を実施
2021年10月30日 地域振興/社会貢献 その他 Written by 管理者
世界最大規模のスポーツマーケティングリサーチ&コンサルティング会社ニールセンスポーツジャパンと、日本財団は、アスリートの社会貢献活動を支援する「HEROs」プロジェクトにおいて、スポーツファンの社会貢献活動に対する意識調査を共同で実施した。
主な結果は以下の通り。
・スポーツファンの社会貢献活動への関心度は、一般と比べ20.5pt高く45.1%
・最も高いのは「フェンシングファン」で69.6%、次いで「ハンドボールファン」が65.7%
・1年間の平均寄付金額は一般が4,592円であるのに対し、スポーツファンは12,610円、最も高いフェンシングファンは34,813円
調査目的
この調査は、アスリートの社会貢献活動の推進により、多くの人々の関心や行動を生み出し社会課題解決の輪を広げていくことを目的とする日本財団による「HEROs」プロジェクトの効果を把握し、さらなる効果拡大に向けた施策検討を行うとともに、スポーツファンの社会貢献活動に対する意識を一般と比較することで、アスリートやスポーツが与える社会的インパクトを把握することを目的に実施された。
今後の狙い
企業もスポーツを通じて社会に貢献する方法を模索し始めており、アスリートやスポーツの社会貢献活動は今後さらに加速していく可能性が高い。企業とアスリートがお互いの本質的な価値を生かし創造できる共有価値(社会に貢献できる課題)を見つける「CSV(Creating Shared Value)」の視点を持ち、「双方の価値を高める=社会への貢献につながる」取り組みにさらに寄与するとしている。
主な調査結果
※社会貢献活動とは、寄付や募金、ボランティア活動や清掃活動などの他、社会のためになる活動全般を指す
※一般層:n=500、スポーツファン:n=1,500、HEROs認知層:n=324
Q. あなたは、【社会貢献活動】に参加することに、どの程度関心がありますか?
Q. あなたは1年以内に、「社会貢献活動」をされましたか?
調査結果の詳細(一部抜粋)
<競技ファン別 社会貢献活動への関心度> ※競技ファン:各競技に対する興味TOP2の回答者
社会貢献活動への関心は、一般よりもスポーツファンの方が高いことが明らかになったが、競技ファン別でみるとフェンシングファン(69.6%)が最も高く、次いでハンドボールファン(65.7%)、アーティスティックスイミングファン(64.0%)となる。
Q. あなたは、【社会貢献活動】に参加することに、どの程度関心がありますか?
※一般:n=500、スポーツファン:n=1,500、フェンシング:n=451、ハンドボール:n=496、アーティスティックスイミング:n=528
<競技ファン別 1年間の平均寄付金額>
平均寄付金額も同様にフェンシングファンが最も高く34,813円、次いでハンドボールファンで32,228円となり、一般の7倍以上となった。
Q. あなたは社会を良くするための活動を支援するために、過去1年でいくらくらい寄付や募金をしたことがありますか?
※一般:n=500、スポーツファン:n=1,500、スピードスケート:n=576、ゴルフ:n=589、新体操:n=536、ハンドボール:n=496、フェンシング:n=451
<社会貢献活動をするアスリートへの意識> ※スポーツファンベース
スポーツファンにおいて、「社会貢献活動をしているアスリートに好感が持てる」と3人に2人は回答している。その他の項目も半数以上が、当てはまる、やや当てはまると回答しており、アスリート自身の価値向上に寄与していることが明らかになった。
Q. あなたは以下の考えにそれぞれどの程度あてはまりますか?それぞれについてお答えください。(それぞれ1つずつ)
※スポーツファン:n=1,500
調査概要
調査目的:①HEROsプロジェクトの評価、②スポーツ、アスリートの社会的影響力の把握
調査手法:インターネット調査
調査対象者:全国16~69歳の男女
サンプル数: 計2,000サンプル
集計方法:①一般500サンプル(人口統計に沿った回収)、②スポーツファン1,500サンプル(実施・観戦問わず「スポーツ」への関心度が5段階中TOP2に該当する人)
調査期間:2021年7月29日(木)~8月2日(月)
ニールセンスポーツジャパン株式会社 執行役員副社長 兼 クライアントサービス・ビジネスディベロップメント統括本部長、本庄健人氏のコメント
「近年、企業を取り巻く環境の本質的な変化が起きており、マルチステークホルダーを意識した動きが加速しています。これらの変化に伴い、スポーツに投資する企業ではメディア露出や短期的な売上だけでなく、企業価値の向上へと目的がシフトしています。人材力や社会力といった非財務的価値がこれまでに以上に重視され、夢や希望を与えられるアスリートの価値が高まっています。このような変化に対して、非財務における価値の測定に取り組み、効果を可視化していくことで、今後もスポーツ・アスリート・企業の価値向上に尽力していきます」
記事元:PR Times
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