【バスケ】B3・トライフープ岡山が現役プロスポーツ選手の長期インターンシップ・マッチング事業を開始
2021年11月11日 スポンサーシップ/パートナーシップ 地域振興/社会貢献 チーム/リーグ経営 アスリートマネジメント/セカンドキャリア Written by 管理者
B3リーグ所属のトライフープ岡山、スポーツまちづくり会社の合同会社Sports Drive、大学生の長期インターンシップ・マッチングサービス提供事業者の株式会社COMPUSは、トライフープ岡山所属の選手・コーチのセカンドキャリア・デザインのために、地元ベンチャー企業における長期インターンシップ事業を開始した。
解決したい問題
プロスポーツクラブ所属の選手・コーチは、常に契約解除のリスクにさらされ、引退後の生活に不安を抱えながら競技生活を送っている。選手の活躍は、ホームタウンの市民に夢や活力を与えるが、リーグや所属クラブによるセカンドキャリア形成に対する支援は十分とはいえず、本人の自助努力に任されている。選手・コーチたちの競技生活が不安定なままでは、街の生活も明るいものにはならない。クラブも将来有望な選手や優秀なコーチの獲得が難しくなる。
プロ選手・コーチが現役中にセカンドキャリアをデザインする事例は、日本ではあまりない。リーグによるセカンドキャリア教育の取り組みは一部あるが、所属クラブによる手厚いサポートは人材的にも資金的にも難しく、競技生活の合間に就労体験等を実施することも困難であることがその原因となっている。
同事業が提案する解決策
トライフープ岡山は所属選手・コーチのセカンドキャリアに強い問題意識を持ち、スポーツまちづくり会社であるSports Driveも競技人生の一部を岡山で過ごす選手・コーチのセカンドキャリア開発は本人やクラブではなく街に責任があるのではないかと考えていた。大学生の地元企業への長期インターンシップ・マッチングサービスを提供しているCOMPUSと協業し、トライフープ岡山の選手・コーチの長期インターンシップを実現させる。
インターンシップが就職斡旋(あっせん)の性格を持つと、選手やコーチの競技に対するモチベーションに悪影響を及ぼしてしまう可能性がある。インターンシップが選手・コーチのセカンドキャリア意識を向上させ、プロ・アスリートやスポーツ指導者としての自己の潜在的な資質・能力への気付きをもたらしたり、引退後のネクストキャリア形成に必要な自己課題の発見を促したりするためには、インターンシップに対する目的意識を明確に持った上で、一つの企業が抱える全事業を俯瞰しながら、責任ある業務を任される経験が必要だ。
同事業におけるインターンシップは、綿密なヒアリングを実施することで、本人のセカンドキャリア意識を顕在化させ、インターンシップに対する目的意識を明確にし、インターンシップ先候補企業の業種・業態や業務内容を理解した上でマッチングする。ヒアリングはインターンシップ期間中も実施し、終了後は振り返りを行い、気付きを言語化する。
Sports Driveは「インターンシップ・レポート」をまとめ、所属先であるトライフープ岡山に提出する。全体の業務フローは下図参照。
トライフープ岡山、Sports Drive・COMPUS、インターンシップ受入企業は、Win-Win-Winの関係を成立させる。ビジネスモデルは下図参照。
●このニュースの詳細はこちら。(トライフープ岡山 公式サイトより)
http://tryhoop.com/2021/10/19/career_design/
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