【Bリーグ】仙台89ERSの株式83.5％を霞ヶ関キャピタル株式会社が取得、連結子会社化

2023年11月13日 チーム/リーグ経営 Written by 管理者

霞ヶ関キャピタル株式会社は、Bリーグ所属の仙台89ERSの運営会社である株式会社仙台89ERSの株式約83.5％を取得し、連結子会社化した。

今後は、新しく生まれ変わるBリーグでB.プレミアを目指す仙台89ERS の活躍を支えながら、同社ならではの取り組みの強化や、次世代育成ならびに地域社会貢献活動を継続的に推進する。

株式取得の背景
同社は仙台89ERS の「バスケットボールを通じて、豊かな社会づくり・元気な仙台の街づくりに貢献する」という企業理念と、東日本大震災によるチーム解散の危機を乗り越えトップリーグであるB1リーグで活躍する姿に共感し、祖業の地である宮城県仙台市でプロバスケットボールチームの運営を通じて支援するに至った。

仙台89ERSの概要
仙台89ERSは、bjリーグ初年度の2005年に発足し、bjリーグ設立当初から在籍する6チーム（オリジナル6）として日本バスケットボール界の歴史を作ってきた。現在は東日本大震災によるチーム解散の危機を乗り越え、トップリーグであるB1リーグで戦っている。震災を経験したクラブとして、強いチームをつくるだけではなく、愛されるチームを目指し、子どもたちへのスポーツ機会の創出、バスケットボールの普及振興、地域の課題解決など、地域と連携したSDGs活動にも力を入れている。

運営会社である株式会社仙台89ERSの概要
代表者：代表取締役社長　志村雄彦
設立年月：2004年5月
本社所在地：宮城県仙台市太白区あすと長町1-4-30 S101
資本金：139百万円
事業内容：プロバスケットボールクラブ「仙台89ERS」運営他、各種アカデミー開校

志村社長コメント
はじめに、仙台89ERSをここまで支えてくださったファンの皆さま、地域の皆さま、スポンサーさま、株主さま、仙台89ERSに関わる全ての皆さまにあらためて感謝申し上げます。2005年のクラブ創設以来、ここまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。2011年には東日本大震災で活動休止を余儀なくされ、2017年にはB1リーグへの参入からわずか1年で降格を経験。その後5年間にわたり、B2で長く苦しい時期を過ごすこととなりました。
しかしながら、そんな苦境に立たされたクラブを、いつも支え続け、復活への道筋をつくり、共に乗り越えてくださったのが、皆さまでした。仙台89ERSに関わる一人一人の力・存在は我々クラブの誇りであり、このまちの誇りです。
毎試合、熱気あふれるアリーナ空間をつくり出してくださる皆さまの熱を力に変え、おかげさまで現在チームはB1復帰2年目、険しくも激しい闘いを続けB1日本一へ向け一歩一歩邁進しています。
そんな中、日本バスケットボール界は大きな変革期を迎えます。2026年に誕生するB.プレミアの初年度参入の審査は既にスタートしており、この厳しいチャレンジを乗り越えるためには、事業の成長をこれまでよりも加速させ、組織の強さ・厚みがより一層重要になります。
B.プレミア初年度参入そして、日本一を目指すにあたり、仙台89ERSは、新たな経営体制へと舵を切ることを決断いたしました。霞ヶ関キャピタルがクラブの経営に参画し、ともにさらなる事業成長を図ることになりました。
2026年に訪れる新しい時代の幕開けに、これまでに見たことのない景色を一緒に見られるように。私たち仙台89ERSは、これからも地域の皆さまと共に、進み続けます。今回の決定をご理解いただき、これからも黄援※いただけると幸いです。新生仙台89ERSをどうぞよろしくお願い申し上げます。
（※仙台89ERSでは、チームカラーの黄色にちなんで応援＝黄援と表現）

●このニュースの詳細はこちら。
霞ヶ関キャピタル株式会社 HPより：https://ssl4.eir-parts.net/doc/3498/tdnet/2359962/00.pdf
仙台89ERS 公式サイトより：https://www.89ers.jp/news/detail/id=17240