【Bリーグ】熊本ヴォルターズと熊本都市バスが連携、ホームゲームにおける公共交通利用に向けた実証実験を実施

2023年12月28日 地域振興/社会貢献 チーム/リーグ経営 Written by 管理者

熊本ヴォルターズ（Bリーグ）と熊本都市バス株式会社は、熊本ヴォルターズのホームゲームにおける、観客増加と公共交通利用に向けた実証実験を開始する。

経緯
現状、熊本ヴォルターズの試合会場には自家用車による来場が主となっているが、ホームゲーム会場の駐車場スペースが限られており、試合当日は会場周辺の交通渋滞を引き起こしていることもあり、試合会場への移動手段が課題となっている。路線バスとヴォルターズが連携して公共交通への利用者転換策に取り組むことで、公共交通の利用者増、ヴォルターズの試合会場への集客増、会場周辺の渋滞緩和につなげることを目的としている。

この取り組みは国土交通省が公募する令和5年度「共創モデル実証プロジェクト」の共創モデル実証運行事業に採択された。

今回の連携は、バスケットボールチームとバス事業者が業種の垣根を越えて利用促進活動を行い、最終的には新たな路線開設や増便など、試合会場からバスネットワーク形成を目指し 取り組んでいくもの。具体的な取り組み内容は、以下が計画されている。

実証実験の取り組み内容
①試合終了後の臨時便の運行
【実施日】
2024年1月6日(土)、7日(日)　対バンビシャス奈良　（※BLACK VOLFES）
2024年2月17日(土)、18日(日)　対神戸ストークス
【時間】
試合終了後、10分後を目途
【系統】
県立体育館前→市役所前（郵政横、本庁舎前）→桜町バスターミナル
【所要時間、運賃】
約12分、運賃180円
※公共交通で市内中心部に戻る路線としては、最速かつ最安値

②乗務員が『BLACK VOLFES』Tシャツを着用し、イベントを盛り上げ
【実施日】
2023年12月30日(土)、31日(日)
2024年1月6日(土)、7日(日) 　
【対象者】
都市バス　上熊本営業所乗務員
※年に1度だけの祭典「BLACK VOLFES」(※1)を盛り上げるため、都市バスの乗務員が着用して、路線バスを運行。この祭典はヴォルターズが地域密着している活動の一貫であり、都市バスの理念と一致していることから共に盛り上げる。

③ヴォルターズのラッピングバスの運行
お披露目会を1月中旬頃予定

（※1　BLACK VOLFES：熊本を象徴する熊本城は強さを表す「黒」を基調としており、敵を寄せ付けない「石垣（武者返し）」や攻めにくい造りから、“最強の城”として熊本の中心部に君臨。その熊本城はヴォルターズにとっても象徴的な存在だ。「BLACKVOLFES」では、この熊本城の姿・魂を会場全体で表現し、黒く染まった客席により、いつも以上にコート上の選手達が浮かび上がる空間を演出する。 ヴォルターズでは、BLACK VOLFESを通して熊本城の復興状況を伝えていくとともに、イベント売上の一部を、熊本城の復興のために寄付している。
https://www.volters.jp/lp/black-volfes/2023-24　）

●このニュースの詳細はこちら。
熊本ヴォルターズ 公式サイトより：https://www.volters.jp/news/detail/id=15325
熊本都市バス株式会社 HPより：https://www.kumamoto-toshibus.co.jp/wp-toshibus/wp-content/uploads/0b8ab44b80fcf32ce5353f536d1cfad4-1.pdf